女子野球の歴史

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女子野球の歴史 昭和~平成

日本に野球が伝来した当時、野球は男子だけのものではなく、女子もまた楽しむことのできるスポーツだった。

戦前には今治高等女学院に女子野球チームが発足し、1919(大正8)年には他校の女子チームも参加して野球大会が開催されたという。
 さらに、終戦直後の1950年(昭和25)年には「日本女子野球連盟」が結成され、女子プロ野球リーグが発足したこともあった。戦後に沸き起こった女子プロ野球ブームは長くは続かなかったが、その後も、企業のクラブチームという形で、言わばノンプロとしてのリーグは70年代初頭まで続いた。

かなり昔に実は女子野球のブームがあったんです!そのあと男子のプロ野球人気が劇的に高まる一方で、女子野球の人気は低迷し続け、1971年に消滅したそうです

1980年代に入ると、1986年に全国大学女子軟式野球連盟が、1987年に全国女子軟式野球連盟がそれぞれ発足。

1987年には第1回全日本大学女子野球選手権大会が、1990年には第1回全日本女子軟式野球選手権大会が開催された。全日本大学女子野球選手権大会は通称「マドンナ達の甲子園」としても知られるなど、軟式野球は長年国内の女子野球を支える存在となります。

硬式野球でも1997年に全国高等学校女子硬式野球連盟が発足し、第1回全国高等学校女子硬式野球選手権大会が開催され、2002年には日本の女子野球を普及・発展させることを目的とする団体として、新たに日本女子野球協会が発足した。

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2002年秋には関東女子硬式野球連盟が発足し、4チームによるリーグ戦(翌年以降、春・秋の年2回開催)がスタート。

NPB球団・読売ジャイアンツの後援により「ジャイアンツ杯争奪関東女子硬式野球リーグ戦(通称:ヴィーナスリーグ」と名付けられ、これを契機に関東地方を中心にクラブ、大学チームが次々と創設・加盟しています(参照:ウィキペディア

このころはまだ人口は少ないながらも確実にファンを増やして、女子野球を盛り上げようという人たちが奮闘している時代です

女子プロ野球発足~

2009年に日本女子プロ野球機構が発足し、翌年から関西を拠点として女子プロ野球リーグが復活(詳細後述)。2011年からはプロを含む社会人と大学、高校生が一体となった総合選手権「女子野球ジャパンカップ」が開催。

2009年初年度から毎年赤字収支が続き(2018年度実績は、1球団当たり年間2億以上の経費に対して売り上げ5000万円前後に留まった)、発足から10年目を迎えた2019年1月には、わかさ生活社長でリーグ名誉会長・角谷建耀知が「観客増など黒字化の見通しが立たなければ同年限りでの運営からの撤退も視野に入れる」と発言したこともあり、リーグ存続が危ぶまれる事態が本格化。

その他契約形態の変更などを巡る議論の末、2019年11月にはリーグ所属選手71人の半数にあたる36人が退団すると、翌2020年オフにも43人中26人が退団、その後も退団が相次いだ結果、2021年7月に所属選手が0人となったことで同年のリーグ戦開催の中止を発表、同年オフにリーグの無期限休止を発表するに至り、リーグは事実上の消滅状態となった

ウィキペディア

プロ球団の経営の現実は厳しいんですね、、、

2013年以降は、女子学童を対象とした「NPBガールズトーナメント」が男子プロ野球を管轄するNPBと全日本軟式野球連盟の共催で開催されています。

2014年、日本女子野球協会は全日本女子野球連盟に改組。2013年に国際野球連盟(IBAF)と国際ソフトボール連盟(ISF)が統合する形で新組織世界野球ソフトボール連盟(WBSC)を設立していたことも含め、これを境に各種大会の運営事情が大きく変化しました。

2014年は女子野球にとって改革の年となりました

現在

女子プロ野球リーグの運営が「失敗」に終わった一方、2009年には約600人と言われていた女子硬式野球の競技人口は、2019年には3000人(学童野球を含むと2万人)を超え、2007年には全国でわずか5校しかなかった女子硬式野球部を有する高等学校が、2020年3月時点では40校にまで増加しています!

小学生中学生の女子選手も増えているそうですよ

先述の「NPBガールズトーナメント」の創設などの影響もあって、国内における女子野球の競技人口は特に中・高校生を中心に増加の一途をたどっており[16]、また、IBAF女子野球ワールドカップ→WBSC 女子ワールドカップで第3回大会から6連覇を達成するなど、世界トップクラスの実力を擁するまでに成長しています。

サッカーW杯やWBCが6連覇みたいなものですから相当すごいです。もっと報道されても良いですよね!!

プロリーグの消滅や、女子硬式野球部を有する大学は8校(2021年3月時点)と高校生以下のカテゴリと比して未だ少ないままであることなど、女子野球選手が野球を続けるための「受け皿」の全国的な不足が課題となっています。

これを受けて、全日本女子野球連盟はNPB球団・埼玉西武ライオンズに協力を要請。同球団の公認の下、2020年に「埼玉西武ライオンズ・レディース」が設立。

また2021年には、関西の女子硬式野球リーグ(ラッキーリーグ)を長年後援していた阪神タイガースが「阪神タイガース Women」を創設、2022年には読売ジャイアンツが読売ジャイアンツ女子チーム」を立ち上げるなど、NPB球団がその名を冠する女子クラブチームを運営する、という動きが活性化しています。

さらに、2021年からは全国高等学校女子硬式野球選手権大会決勝戦の会場が阪神甲子園球場に(当初予定では男子の大会(第103回全国高等学校野球選手権大会)の休養日に設定されている8月22日の開催とされていたが、度重なる悪天候で何度も日程が変更され、最終的には8月23日午後5時からの決勝戦開催となった)、2022年からは全国高等学校女子硬式野球選抜大会決勝戦の会場が東京ドームになるといったこともあり、女子野球への注目度はさらに急速に高まりつつあります。

甲子園の決勝戦が女子なのは私でも知ってる!!

甲子園は注目が集まるから一般の方にも知ってもらえる良い機会♬このまま女子野球が発展していくといいな

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